森と水は、ひとつに。
森が息づけば、水が命を運ぶ。
水が潤えば、森が豊かに育つ。
私たちの暮らしは、この奇跡のつながりに支えられています。
しかし、経済の名のもとに、私たちは長く森の真の価値を見失ってきました。
木を伐るだけでなく、水を育み、空気を浄め、生命の多様性を守る—
森の持つ驚くべき力を、いま一度見つめ直す時が来ています。
持続可能性、気候変動、少子高齢化—
新たな時代は、新たな智恵を求めています。
そこで私たちは問いかけます。
水を育む山々と、その恵みを受ける街。
この二つの世界は、本当に別々のものでしょうか。
経済と環境、地域と都市。
これらを「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」で考える。
そんな新しい調和を生み出すことが、私たちの挑戦です。
森が育む水を、次の世代へつないでいく。
そうした営みが、持続可能な社会を実現すると
信じています。